« 女子大生の万葉歌研究 | トップページ | 梅花の宴 »

2010年2月 6日 (土)

万葉の古代食

 暑さ寒さの順番が分からないこの頃の天気模様です。新型インフルエンザの話が遠くなりましたが、用心にこしたことはありません。
さて、万葉時代の古代食ですが、太宰府には古代食を再現して販売しているところがあります。(別掲ホームページ参照)
 女子大生が研究したのは、万葉集歌にある食材と、その他日本書紀等の文献をも参考にしたとの事です。
関係ある万葉歌は次の通りです。

 1 春日野に 煙立つ見ゆ 乙女らし 春野のうはぎ 摘みて煮らしも  作者不詳(1879) 
   うはぎは今のヨメナのことです。
 2 わが宿の 穂蓼(ほたで)古幹(ふるから)摘み生(おほ)し 実になるまでに 君をし待たむ  作者不詳(2759)
   穂蓼古幹=古株から出た蓼のわかめ  この頃は主要な食材であったといわれます。
 3 上毛野(かみつけの)佐野のくくたち 折りはやし 吾は待たむえ 今年来ずても  作者不詳(3406)
   くくたち(茎立ち)=カブラの双葉菜だと思われます。 とても貴重な食材だったようです。
 4 蓮葉(はちすば)は かくこそあるもの 意吉麻呂(おきまろ)が 家なるものは芋の葉にあらし 長忌寸意吉麻呂(3826)
   古代宴席では蓮の葉に盛ったそうです。一般には高価な蓮の葉の代わりに芋の葉にしたんだそうです。
 5 醤醢(ひしおず)に 蒜搗き合(か)てて 鯛願ふ われにな見えそ 水葱(なぎ)の羮(あつもの) 作者不詳(3829)
   蒜はニンニクやノビルの総称だそうです。
 6 ますらおと 思へるものを 太刀佩(は)きて 蟹幡(かには)の田居に 芹子(せり)ぞ摘みける 薛妙観(4456)
   ご存じ芹です。

  なお、牛乳から手間暇かけて作った「蘇」という高級食材がありますが、奈良市でも再現したものがあるようです。
  古代は、牛も少なく牛乳も少なく、「蘇」を作るのに大変だったろうと思いますが、この「蘇」を税金で納めていた農民の苦労が思    
  いやられます。
  古代食のホームページは次の通りです。http://add.respace.jp/otafuku/kodai.html 

« 女子大生の万葉歌研究 | トップページ | 梅花の宴 »

歴史文化」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/429905/33271573

この記事へのトラックバック一覧です: 万葉の古代食:

« 女子大生の万葉歌研究 | トップページ | 梅花の宴 »

無料ブログはココログ
フォト

あし@

  • Natural life (自然体)
  • ganbaru's blog
    もう、いい加減くたびれていますが、頑張ってみようと、何とか、呼吸をしながらの人生です。  でも、元気いいですよ。
  • 小松優
    筑紫野の豊富な歴史を、万葉歌を通して訪ねます。
  • 小松 優
    ある山男だった人のホームページです。

こんなの如何