夏来る
お元気ですか。季節の変わり目の大竜巻は自然の脅威を覚えました。
皆様お変わりなくお暮しのことと思います。
紅は うつろふものぞ 橡(つるばみ)の なれにし衣(きぬ)に なおしかめやも (巻18-4109)大伴家持
(紅は次第に色あせるが、橡(どんぐり)染の着慣れた衣には、やはり及ばないよ・・・。紅(遊女)の気はコロコロ変わって信じられないが、橡染めの地味な妻にはやはり及ばないよ。)妻への愛情がいっぱい詰まった歌です。
夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものぞ (巻8-1500)大伴坂上郎女
(夏の野の繁みにひっそり咲く姫百合のように、あなたに知られることのない私の片恋の苦しさがわかりますか・・・。)
大伴坂上郎女は大伴家持の叔母ですが、大伴旅人が大宰府長官のころ、ともに大宰府に住んで家持の教育や長官の身の周りに気を配りました。万葉集中の才女と言われながら、大宰府で詠んだ歌は数種にすぎません。不思議です。
お大事にお暮しください。







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